
ジゼルです。
昨日の夜、寝る前にオスカルを小屋に入れようと外に出たら、子牛の泣く声がすぐ近くで聞こえました。
お母さんがいなくなって、昨日の午後はもちろん泣き通しだったファンタとジゼルですが、お母さんを探して放牧地を脱走したら、必ず牛舎に来るから と言っていたのが、現実になりました。
オスカルを家に入れて、もう一度耳をすますと、鳴き声は牛舎裏の扉の方からします。あわてて扉を開けてやると、そこに立っていたのはジゼルでした。
『おいで。』と言うと、トコトコ牛舎に入り、お母さんがいないか探し始めました。お母さんはいなかったけれど、お母さんの匂いがするのか、少し落ち着いたようでした。昨日の午後は、ろくにごはん(草)も食べなかったので、おなかが空いていたのでしょう。乾草を食べて、お水を飲んで、おとなしくしていました。
もしかして、ファンタもいっしょに脱走しなかったか、ジゼルが通って来たと思われる経路(昼間に通ったのを覚えていた?)を見て回っていたら、みんなのいる放牧地の方からファンタの泣き声が聞こえたので、そちらは心配なし。
せっかく来たのに、ジゼルをみんなのところに追い返すのはかわいそうだから、今晩は牛舎にお泊まり ということになりました。
ジゼルは、それから何度も目を覚まして泣き叫び、すぐ横の小屋にいた私たちもそのたびに起こされたけれど、かわいそうなのは子供たちの方なので、文句など言えません。
朝になって、菜園の野菜を穫って来ると、ジゼルはみんなおいしそうに食べました。さすがアーニカの子で、餌箱に落ちたものだったら何でも好き嫌いなく食べます。
せっかくの機会だからと、チェーンにつなぐ練習もして、ブラシをかけてやった後、みんなのところに戻しました。
そこでは、

ファンタがあいかわらず泣き叫んでいました。
ジゼルも負けずに、

やっぱりお母さんのいないフェスト・ナットがなぐさめに来たけれど、泣き止みません。
長い子で一週間泣くから、まだまだです。
スポンサーサイト