ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

どこから来たの、遺伝子くん?

ガラが本当にブタ尻なのか というのは、後日確認するとして、今、ブタ尻のアルモリカンが、少なくとも一頭現れてしまいました。そんな子牛が生まれるのは、両親(だなえ、すもう)ともその遺伝子を持っている場合です。

それは、私たちが、マルキーズタイプの乳肉両用の牛を作ろうと、マルキーズの子孫同士の交配をした結果です。でも、両親とも、もともとブタ尻の遺伝子を持っていたことについては、私たちには全く責任ありません。

と言うのも、だなえ(父:ウラニウム)も、すもう(父:ロリーブ)も、ベルナデット(父:ラシーヌ)も、父親は、普通では手に入らないお蔵入りの種雄牛で、その代まで、血縁関係は一切ありませんでしたから。(ただし、マルキーズは、両親とも不明。)

そんな遺伝子がいったいどこからやって来たのか、いろいろ憶測をしていますが、それは、今後血液検査をすればはっきりすることです。でも、良く考えて見ると、アルモリカンの親戚のメーヌ・アンジューにも、日本短角牛にもブタ尻が存在するらしいから、アルモリカンにはないはずがありませんでした。

あれから、ブタ尻についてJおじさんもいろいろ調べて、そんなのが生まれても、肉量が多い以外は何の得にもならないことがわかりました。おしりが異常に大きいのに、骨格が細くて、皮が薄く、放牧には全く耐えられないそうですから。もちろん、生まれる時から異常に大きいので、お産が大変で、ブタ尻がスタンダードになっている種類では、帝王切開がほとんど と聞いています。

それでも、お金になる《柔らかい、赤身ばかりの大量の肉》に目が眩み、ブタ尻ばかりを追いかける人もいるそうです。そうしているうちに、同じ牛なのに、原種とブタ尻種に分かれてしまった例(マレシンとパートネーズ)を、A氏が私たちに強調していました。

私たちはきっとA氏から、アルモリカンを肉牛に変えようとしている悪者 と思われているんです。規格外の、くるくる巻き毛のベルナデットを繁殖牛にしたせいでしょうか。

111115 2

ベルナデットは、私たちが特に気に入っている牛で、おしりは丸くて大きいけれど、乳量も多く、まさに乳肉両用で、性格も良い牛です。

私たちが、そんなアルモリカンを目指しているうちに生まれてしまったブタ尻子牛。すもうがその遺伝子を持った種雄牛だからと、みんながすもうばかり使うようになると、アルモリカンに危機が訪れます。でも、すもうの子たちを見ると、私たちももう使わない とは言い切れません。私たちがして来たことは、成功なのか、失敗なのか。う~ん、どうなんでしょう?
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://botlan.blog72.fc2.com/tb.php/525-bdf621e7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad