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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

おうちに帰ろう

今日は、ジョンさんちにいる去勢のうちの一頭、エコくんをボラン農場に連れて来ました。12月のお肉の販売のために、エコくんは明日出発するのですが、お迎えの時間が朝の7時半 とバカに早いので、いつものようにジョンさんちから直接ではなく、予めボラン農場の牛舎に寝かすことしました。

ジョンさんちは、ボラン農場よりも広くて、去勢たちがいつでも水飲み場に行けるように、かなり広範囲に開放されています。だから、前回のユーロくんの時だったか、どこにいるか見つけるだけでも、けっこう時間がかかってしまいました。

今日は、余裕を見て午前中から取りかかったのですが、去勢くんたち、牧場の入り口にある出荷柵からそう遠くないところにいました。

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遠くに逃げられないように、まず、みんなの周りを(電気の通っていない)電線で囲ったところで、Jおじさんは、写真を撮り始めました。(エコくんの写真を獲ってるのか と思ったら、エドワードだった。)

その間に、私がビートの入ったバケツを持って来て、出荷柵前の小さな牧草地の入り口に立っただけで、エコくんがそれに気が付いて、こちらに向いて歩き出しました。すると、他の5頭もエコくんについて来ました。

あとは、私がバケツを見せながら出荷柵の中の入るだけ。中に入って来たのは、最も大きいエコくんだけだったので、何の手間もかかりませんでした。あとから来た5頭にもビートのおすそ分けをして、私たちは、早めのお昼ごはんを食べにボラン農場に戻りました。

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そのあと、すぐにエコくんのお迎えに行き、トレーラーに乗せ、ボラン農場に着いたのは、2時頃でした。今日は、風が強く、午後からは雨が予想されていましたが、雨が強くなる前に無事終了。

こうして、エコくんは、牛舎裏に出ていたマルキーズ毋子に合流したのですが、マルキーズ(エコくんのおばあちゃん)を見るなり、喜びの雄叫びを上げました。

ところが、それだけでは済まず、そのうちに騒ぎ出したお向かい(北の放牧地)の牝牛たちが気になって、とうとう、土手を伝って牛舎裏から脱走してしまいました。(だから、タンブーの子はイヤ。)

一度は、道の向うまで行き、放牧地の入り口に集まって来た牝牛たちを見に行ったけれど、また戻って来たり、あまりの興奮状態なので、エコくんをマルキーズ毋子といっしょに牛舎に入れることにしました。それからは、雨が強くなり、外にいてもつまらなかったので、ちょうど良かったです。

それにしても、エコくんの大きいこと。重さはマルキーズの二倍位ありそうで、つなぐとおしりが通路にはみ出してしまいます。でも、こうして、出発する前にもう一度ボラン農場に戻れて、エコくん、喜んでるかな。
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