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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

みんな良い子だねぇ

もう三月も終りになり、乾草ロールも残り少なくなったので、そろそろボラン食堂の閉店も近づいて来ました。

それにしても、今年の食堂(牛舎)は本当に楽でした。

まず、雄牛(去勢)がいないので、掃除が楽です。

これは説明を加えないと、わからない方が多いと思いますが、雄牛はお腹の下からおしっこをするので、敷きわらが全部汚れるけれど、雌牛はおしっこも後ろからなので、汚れるのはたいてい通路側だけだからです。

そして、今年の女子チームは、毋牛たちが選抜メンバーだけあって、まとまりが抜群です。

中には、怖がりで落ち着きのないの(フェスト・ナットとグリ子)もいるけれど、それでも今は、牛舎に入場する時、迷うことなく、みんなそれぞれの守備位置に付きます。

それも、ちゃんと順番に、向かって左側に席のある第一グループがまず牛舎に入り、その後、右側の第二グループが入って来るようになっています。

そして、三月初めにもう一つ北の牧区を開けても、今週の水曜日に北のもう一つの牧区に移動しても、いくらおいしい青草を食べていても、私が呼びに行くと、ちゃんと牛舎まで来てくれました。

牛舎には来たけれど、やっぱりお腹いっぱいで、寝そべってしまった子たち。

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この女子チームがこんなに優秀なのは、みんな、有能なリーダー(マルキーズ)のおかげです。マルキーズは、何も言わなくても、私が考えていることを理解してくれるんです。

先代リーダーのイッジーばあちゃんも、おとなしくて、言うことを聞いてくれたけれど、歳のせいで歩くのがゆっくりでした。でも、マルキーズは、まだまだしっかり歩けるので、だれも追い越そうとはせず、北の放牧地からの長い道を、みんなの先頭に立ってさっそうと歩いて来ます。

そのマルキーズ(写真後ろ)もえらいけれど、娘のげんきも優等生子牛です。

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小さいから、柵をくぐってどこにでも行けるのに、脱走して追いかけっこになったことなど、一度もありません。呼べば、ちゃんとついて来ます。

性格が良いだけではなく、げんきは今までで一番すばらしい子牛 と私が言うのは、ひいき目過ぎるでしょうか。
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