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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

ふわふわの災難

天気予報によると、雲一つない晴天は今日が最終日で、明日からは春らしく、雨が降ったり晴れたりの忙しいお天気に変わるそうです。気温だけは、もう土曜日からふつうに戻り、今朝は霜が降りました。

さて、今日はボラン農場の家ネコ、ふわふわの話です

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好きな時に家(小屋)のドアの前でニャーニャーやって、家の中に入れさせるふわふわは、だいたい夜は、夕食後の巡回を終えて、遅くやって来ます。

その日もふわふわは、家で寝ましたが、翌朝、いつまでたっても起きて来ません。ベッドの上のJおじさんの足の位置で、ひたすら眠っていました。小屋のすぐ外には、まるまる太ったネズミの死骸が置いてありました。

いつもなら、朝になると一旦外に行って、Jおじさんが朝ご飯を作っている時に戻って来て、ミルクをねだります。今日はなんかおかしい と思ったけれど、Jおじさんが、そっとしておけ と言うので、そのままに。

ふわふわの左目が開かないのに気付いたのは、ずっと後のことでした。

次の日も、ふわふわは元気がなくて、左目から目やにが大量に出て、それがくっついて目が全く開けられませんでした。かわいそうなので、熱いタオルで拭いてやったけれど、目は閉じたままでした。

大好物のアルモリカン牛レバーも食べないし、ミルクも飲まないので心配しているうちに、目が開かない顔の左側が腫れて来ました。

これはただ事ではない とJおじさんが獣医さんに電話して、その日の夕方に診てもらうことにしました。

ふわふわは、ボラン農場のネズミ駆除員であって、ペットではないので、旅行用のキャリーバッグなど持っていません。なので、Jおじさんは、カゴの代わりにと、段ポール箱に窓を開け、そこに金網を取り付けたのを用意しました。

家を出る時間になったので、ふわふわをその中に入れようとすると、あら、あんたそんなに元気だったの と思うほど力いっぱい抵抗しました。それでも無理やり箱に閉じ込めてしまうと、金網を体当たりで押し曲げて、ちょっと開いた隙間から脱出しようとしました。

それじゃよけい危ないので、あわてて箱から出し、獣医さんに行く時間も迫っていたので、急きょ別の段ボール箱に閉じ込め、ふわふわがヘンな声で泣き叫んでも聞こえないふりをして、箱ごと車の助手席の足の所に押し込み、急いで出発しました。

獣医さんのある隣町まで、私だと30分はかかります。それなのに、一時間もしないうちにJおじさんが戻って来ました。

車の助手席には、獣医さんから借りて来たカゴが置いてありましたが、中は空っぽ。ふわふわは? と言うと、助手席の後にうずくまってました。

家を出て間もなく、ふわふわは、またもや段ボール箱から脱出したそうです。だから、帰りは、は獣医さんのカゴに入れたけれど、またもや脱出。その上、とうとうガマンできず・・・・、座席の後でおしっこをしてしまいました。

病気だから、いいの、いいの とそれは大目に見て、ところで、獣医さんの診断は? と言うと、どうも何者か(キツネとか野生の動物)に目の上あたりを殴られたのではないか と言うことです。ふわふわは、以前にも、何か動物に、おでこから耳にかけてかじられたことがありました。

今回は、その殴られたところが化膿して腫れ、体温も40℃あったそうです。だから、ごはんも食べられなかったわけです。でも、獣医さんに注射をしてもらって、翌日から飲むお薬ももらって、一安心。

なんて、言っている間に、元気を取り戻した本人は、さっさとネズミ狩りに出かけてしまいました。もう、病気の時ぐらいやめておけばいいのに、痛い目にあっても全くこりてないふわふわです。

そして、戻って来た時には・・・、びっこひいてました。

私の憶測では、片目が見えないのに、いつものように高い所に登って、距離感を誤って脚をぶつけてしまったのだと思います。また、獣医さん行かなあかんや~ん と嘆くJおじさんに、もらって来たのが炎症を抑える薬やから、これにも効く と説得して、様子を見ることにしました。

案の定、ぶら~ん としていた右前脚も2日で治り、8日分のお薬も全部飲ませたけれど、ふわふわの左目は、まだ開きません。

Jおじさんは、両目が開いた事故前のふわふわの写真を、全部大事に取っておくそうです。

ふわふわの目が開いたら、またお知らせします。
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