今日は 久しぶりに買い物に行きました。この数日間 あり合わせでしのいで来たのですが、とうとう野菜も底をつき しょうがなく一番近くのスーパー(うちから約12キロ)まで。それくらい 私は買い物が嫌いです。買い物に行くたびに うちには 母牛が7頭もいるのに なんでミルクはもとより、バターとかチーズとかも買わないといけないの と複雑な気持ちになります。
うちの母牛たちのミルクは みんな子牛たちが飲んでしまいます。私たちが飲みたいからと言っても 小さい時からおっぱいをさわられたことがない牛は そう簡単に搾乳させてくれません。だから、今まで どうしても 母牛のミルクを搾ってやらないといけない時だけ、私たちも自家製のミルクが飲めました。まだ2~3ヵ月の子牛を売ってしまった時とか、子牛を離乳させたけど お母さんのおっぱいが張って機嫌が悪い時などがそうです。その時は クリームを採ってバターを作りました。でも、毎日何リットルも脱脂乳ができるので、私たち二人では飲みきれず、余ったミルクの使い途に四苦八苦でした。だから、あえてミルクを搾る気にはならないのです。
これは マルキーズ(かなのお母さん)にオスの子牛がいた時だから、もうかなり前の話です。子牛はもう6ヵ月をとっくに過ぎていて、離乳させてもいい歳でした。マルキーズは 乳牛顔負けのでっかいおっぱいをしています。じゃあ、マルキーズのミルクを私たちがもらおう ということになりました。ミルクを搾ってしまうと、子牛の分がなくなって、自然に離乳するだろうと思ったのです。




私たちは マルキーズがほっぺを緊張させて ガマンしているのに気がつきませんでした。牛にこんなことができるのを知ってからは 子牛とミルクを分けようという考えは やめにしました。