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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

げんきの娘ルーシーです



生まれたのは木曜日の朝。
もう、今にも産みそうになっていたげんきの様子を見に行ったら・・・、
子牛が落ちてた、という、いつものパターン。
いや、落ちてた、と言うよりも、立ち上がろうとしていた、というのが正しいけど。

気温もそんなに低くないし、子牛も元気そうだから、と外に放っておいたら、きっと寒かったのでしょう。子牛がヘンなうんちをするので、急きょ牛舎に入れることに。

Jおじさんは他のことで忙しく、きっとめんどくさがって、あとでええやん、とか言い出すに決まってるので、私一人でやってみました。

牛たちは、納屋や牛舎のすぐ横の牧区にいて、げんきと子牛はその反対側の道路沿いに。距離はそんなにないけれど、他の牛たちの間を通ることになります。みんなに来られたら子牛が迷子になってしまうので、他の牛とは目線を合わせないようにして、げんきと子牛の後からそろそろと、小声で操縦しながら牛舎裏まで。他の牛たちもやっぱり走って来たけれど、すべり込みセーフでした。

さて、子牛の下痢の薬は何が良いか、いつものホメオパシー教科書を見てみたら、生まれてすぐの新生児は、やたらいろんなレメディーを混ぜたものを注射する、と書いてあります。まさか注射はできないし、だいたいそのリストにあるレメディーは一つも持ってません。しょうがないので、とにかく脱水症状予防のCHINAをお口からポイッと。

いやがって舌で口から出してしまうかな、と思って見ていたら、まんざらでもないような顔をしてなめてました。それを1時間毎繰り返したら、色はちょっとおかしかったけれど、ごくふつうの子牛のうんちになってホッと。それ以来、子牛は私の顔を見ると、舌をペロペロさせるような・・・。

ホメオパシーのレメデイーはお砂糖でできているので、慣れた子牛はボンボンみたいに欲しがります。小さい時に下痢ばかりしていたらなちゃんは、外にいる時でも、レメディーの容器を振ってカシャカシャすると、よだれを垂らしながら寄って来て、大きなお口を開けてくれるようになりました。

それが便利で、下痢をしなくても、これからは、耳標を付ける前にARNICAを飲ませたり、できるだけ早くレメディーに慣れさせようと思います。

下痢も完治し、子牛はママと昼の間専用放牧地(他の牛たちとは別の所)でのびのび過ごしています。

ルーシーという名前。2015年は、Lから始まる名前の年で、ルーシーが生まれた日、お昼ごはんの食卓に乗っていた《リマ》(お醤油)でも良かったのですが、《リラ》と似ていて、それぞれどちらが呼ばれたのかわからないと困るので、NGに。

それじゃあ、もうすぐ生まれるジゼルの子は多分男の子だろう、とペアで決めました。女の子がルーシー、男の子は・・・? これが今日のクイズです。
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