ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

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牛飼いの適性



みなさん、何かの講座か講演会に出席していて『今日は先生の話よう解るわ。私、やっぱりアタマ良かったんや。』と思ったことはありませんか。

そういう時は、実は講師の先生が優秀で、誰にでも解り易く、生徒に関心を持たせる話ができる才能のある人だからです。

私が自分で『牛飼いの才能あるわ。』と思うのも、ボラン農場の牛たちが賢くて、特に私に協力的なおかげかも知れません。

牛たちを牛舎に入れるのに、私が牛たちのいるところまで行って、戻って来る時間だけしかかからないので、牛舎で待機しているJは、たいがい、不意をつかれます。(すぐに来るとは思ってないので。)

先日、やっと、ふぶきの人工授精がありました。

午前中に電話したので、授精師さんが来るのは午後2時以降。お昼ごはんがすんだら、ふぶきを牛舎に入れることにしました。ところが、午前中の仕事が長引いて、ごはんを食べ始めたのが1時半ごろ。Jが食べ終わるのを待っていたら2時には間に合わないので、私ひとりで、とにかく牛たち全員を牛舎裏まで連れて来る、ということにしました。

それから15分くらい経ったでしょうか。Jが牛舎まで様子を見に来た時には、牛舎で、マルキーズ(同伴者)とふぶきがつながれてお食事中。Jおじさん、信じられない!というような顔で見てました。

牛舎裏まで来たのは、マルキーズ、ふぶき、牛舎大好き牛いちまとそれぞれの子供、りりとりらでした。関係者以外はお引取り願って、みんなのところに戻したので、牛舎裏はすでに空。

たまたま、牛舎まで来ていたけど私が見落としていた、らなちゃんをつなぐ以外は、Jがすることは何もありませんでした。

何をさせても中途半端でダメな私だけど、牛飼いの能力だけはある、と自己満足しています。適性のあることをしていると、無理をする必要は全くありません。何をしても楽しくて、夜遅くまでかかろうが、夜中に起こされようが、苦になりません。

フランス(特にブルターニュ地方)の畜産農家が、赤字続きで廃業寸前だとかで、もう何ヵ月も前から、時々道路を占拠したりして政府に訴えてはります。私は、フランスはもとより、世界中の食糧を支える農家が無くなっても良い、とは思いません。でも、もしもその中に、生きた動物を棚卸資産としか考えられない人がいたら、動物を飼う適性がない可能性があるので、他の仕事に転職された方がみんなのためだと思います。

反対に、農家出身でなくても、農業への適性を潜在的に持っている人が大勢現れ、勉強して就農できるようになれば、失業率も下がり、世の中が明るくなるのではないか、と私は思うのですが・・・。

上の写真:朝晩の牛の点呼に手間取る霧の日。
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