
久々に朝から気持ちよく晴れた昨日、去勢くんたちに会いに、ジョンさんちへ。
これから来年の春にかけて出荷になる、イニシャル《I》(2013年生れ)の4頭。きれいに並ぶと、みんなほとんど同じ大きさに。
3月に見に行った時から、かなり変化がありました。
写真先頭:胴が長くて、おいしそうだった《イノックス》が、四角に!
二番目:4頭の中で一番若くて、ひょろっと背が高かった《イジドール》が、充実傾向、
三番目:痩せていて、来年まで待たないとダメかなと思っていた《イマジン》が太った、
四番目:子牛の時から群を抜いて立派だった《いなり》がみんなに追い付かれた。
やっぱり、アルモリカン去勢は3才完成です。
Jおじさんによると、全員しっぽの付け根の両側に脂肪のかたまり(ラクダのこぶのようなもの?)ができていて、脂肪太りの状態だそうです。それが、よけいな脂肪ではなくて、赤身のサシになっていれば良いのですが・・・。
前回販売した《iマック》くんは、私としては理想的なお肉になりました。それ以前は雌牛が続き、それはそれでおいしいかったのですが、他の種類の牛と比べて大きな特徴はありませんでした。でも、3才になったアルモリカン去勢は、これも私の勝手な意見ですが、他にまねのできないお肉になります。
ボラン農場のアルモリカンは、野草で育ちます。本当は、冬の草が生えない時にビーツを食べさせてやれると良いのですが、今のところ年中草(+自家製乾草)だけです。タネを蒔いた草ではなくて、自然に生える野草です。すなわち、アルモリカンは、耕すことができない斜面や、石ころだらけのところに生える雑草を除草してくれる牛なんです。
環境にも良くて、お金もかからない方法で、赤身と脂身のバランスが取れたおいしいお肉ができる、なんて画期的じゃないですか。
私としては、今後も、アルモリカンらしいそんなお肉をコンスタントに提供したい、と思います。
でも、そのためには、今まで以上の数のお客様が必要になります。
今までは、体の小さなメスが多かったので、一頭で取れるお肉の量は160〜180キロ、箱にすると16〜18箱で、常連のお客様だけですぐに売り切れる状態でした。
ところが、今後、体の大きい去勢牛が続くと、一度に24箱、場合によっては30箱近く売らないといけません。それだけの数があると、今までのお客様だけでは売れ残ってしまいます。
ボラン農場では、お客様に販売開始日をお知らせして、予約していただき、ご都合の良い日(販売開始日から10日以内)に取りに来ていただいています。
お近くにお住まいの方、ブルターニュ方面にいらっしゃる機会のある方で、アルモリカン牛肉を食べてみたい方。ぜひ、こちら(仏語) またはこのコメント欄からご連絡ください。
ボラン農場コマーシャルでした。
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