
この冬は、乾草もモリモリ食べ、元気に過ごせたマルキーズ。5月20日に22歳になりました。
ふだんは歩くのもゆっくりだけど、たまに、言うこと聞かないで叱られた時の逃げ足は速いです。見た目もそんなに老けた感じはしないし、まだまだ元気でいてくれそうです。
22歳、なんて言うとびっくりされます。でも、それは、うわ〜、すごい長寿!、ではなく、すごい経済観念のなさ!という驚きです。
家畜は経理上ストック。だから、必要最小限で、かつその価値を下げないように管理すべきものです。
それがマルキーズのように、価値はほとんどゼロ、その上餌を食べる(棚卸資産を減らす)モノが倉庫にころがってたら、即廃棄処分でしょう。
家畜はストック、なんて、いったい誰が決めたんでしょうね。倉庫のストックが、誰も見ていないうちに乗っかりあって、いつの間にか数が増えてた、なんてことがあったら、それは怪談です。
それに、生き物を工業製品と同じように取り扱うのは虐待でしょ。家畜の生活環境とか、運搬や屠畜の仕方とか、畜産業界でごくふつうに行われていることを見ると、やっぱり、家畜はストックとしか思われていないのがよくわかります。
私の言うことをよく理解して、みんなを連れて来てくれるマルキーズは、家事を助けてくれる家族のようなもの。そこにいてくれるだけでうれしいから、なるべく長く健康でいられるように気を付けてあげないとね。
でも、もしも、これから生き続けるのが大変になったら、どうしてあげるのがマルキーズにとって最良なのか。これが今後の課題です。
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