ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

人工授精の危機?

農業でも、一般の企業でも、大きくならないと生き残れない、と言うのが常識になっています。

ボラン農場当初から来てもらっている人工授精コープも、数年前に大きなグループに統合され、去年はそれがまたもっと大きなグループの一員となり、料金設定に変更がありました。全国で統一しよう、という名目だけど、そういうのは、必ず値上げになります。

2016年は、授精師さんに一回来てもらうと39ユーロ。付かなかった場合は、3回まで無料、それ以降は半額でした。

2017年は、上記とほぼ同等のサービスが55ユーロ。ただし、2回目以降は出張費が有償で、8ユーロちょっと。

そんな一回では付かないことを想定した(ホルス向けの)高いサービスなんかいらない、と私たちは、第1回目34ユーロ、以降はお種ストロー1本10ユーロ+出張費8ユーロを支払う、という契約をしました。いえ、したつもりでした。

契約が2017年の2月。9月になってようやくその新しい会社から7カ月分の請求書が。

各牛1回目が55ユーロ。のべ10頭分だからほぼその10倍。

契約とは違うので支払い拒否です。いろいろもめたけれど、訂正してもらえて、やっと2017年1年分支払ったのは先週のこと。

アルモリカンは発情の発見が難しく、人工授精ではタネが付かないことがよくあるので、以前から雌牛数頭でも雄牛を飼う人がいました。それが、上記のように人工授精が法外に高くなると、そうだ、雄牛にお任せしよう!、って誰でも思うでしょう。私たちもそう思ったもん。(思っただけ。)

せっかく若い雄牛を人工授精センターに入れたのに、その冷凍精液はほとんど使われなくて、ほとんどの生産者が自前の雄牛で繁殖したら、アルモリカンの将来はどうなんでしょう。

実際、多いんです。雄牛を探してるとか、うちの雄牛と交換しないかとか。本当に良い牛だからそうするのなら、悪いとは言わないけど。。。

確かに、大規模にならないと生きて行けない時代だから、アルモリカンも肉牛らしく、繁殖は雄牛にお任せ、か。

今日は、私の大好きなルーシーの人工授精がありました。げんきの娘で、ママにそっくりなちょっとこわい顔をしてるけれど、性格はママよりもっとかわいい。

Lucy Hiver 18

授精師さんに何度も来てもらうと高くつくから、一回でOKになりますように、というのはうそです。

また、ジュリーのエコー検査もついでにしてもらいました。2回目の人工授精はOK!

冬の間、牛舎の席が足らなくて賢い牛になる(繋がれる)教育を受けられなかった一年生3頭のお稽古もできたし、今日はほんとに良い日だった。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://botlan.blog72.fc2.com/tb.php/629-848f0faf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad