ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

雨のち熱帯

昨日は 午前中も午後も雷が鳴り リンリンにとっては悪夢のような日でした。雨は一日中降ったわけではありませんが、北よりの風が吹き 寒々とした一日でした。ところが 今日は朝から《ぬくい》と言う表現がぴったりの暖かさで、午後になると 湿気たっぶりの 熱帯のようなお天気になりました。おかげで 草がどんどん伸びそうです。

一昨日の夜私が仕事から戻り ほっとしたのもつかの間、昨日はまた 朝から 眠気がいっぺんに吹っ飛ぶようなことがありました。8時半に電話が鳴り、『これから子牛をつれて行く』という 人工授精センターのトラック運転手さんだったのです。そんな予定をしていなかった私たちは 大あわてです。朝からせかされるのが大嫌いなJは たいそうご機嫌斜めで 今からボランを牛舎に入れようとしても間に合わない と もうセンターを出発していた運転手さんを Uターンさせてしまいました。

もう わけがわからず、人工授精センターの担当者に連絡しました。母親のおっぱいの心配がないように 少なくともボランが6ヵ月になるまで 待って欲しかったからです。幸い、まだいつかわかりませんが、もう少し後にしてもらえました。でも その後 Jが ボランのことでメールが来ていたことを思い出し、もう一度よく読んでみると、《4月末か5月初めにセンターに入る。》と書いてあったのです。今はもう4月末です。だからもうお迎えが来ても おかしくありません。おっぱいを飲んでくれる子牛がいなくなったら 母親をどうするかは 考えておかないといけなかったのです。私たちは とんでもない飼い主です。ただ、出発の日がいつになるか 知らされていなかっただけで あんなにうろたえてしまって。

午後からは 前うちにいたつぼみちゃんのお母さん、Pさんが来ました。つぼみちゃんは Pさんのところへ行って間もなく オスの子牛を産みました。写真を見せてもらうと あんなにスリムだったつぼみちゃんは たいそうふっくらして、子牛もコロコロしています。Pさんのところは ここからそんなに離れていないのに 段違いに良い土壌で 草もどんどん生えます。その子牛も大きくなり お肉になったので、代わりに牝牛をもう一頭増やしたい ということで うちの牝牛たちを見に来たのです。

Pさんがいる間に、Jは 牛たちを新しい区画に移動させました。今までいた区画には まだ草が残っていて 牛たちはもう腹ぺこ軍団ではないので おとなしく歩いて来てくれるだろうと思ったら 大間違いでした。Pさんが見ているのに みんなあさましい姿で突進して来たため、子牛たちが途中ではぐれてしまったのです。食べることとなったら 自分の子供のことなんか忘れてしまう 情けない母親たちです。みんなにちゃんとついて来たのは コラとカシューだけでした。でも、一頭だけですが 絶対に子供を放り出したりしない 毋牛の鏡がいました。あのマルキーズです。後からおっとり歩いて来たマルキーズについて、かな、ベラ、ボランが来ました。ところが シュパだけは 道の向うで止まってしまって 迷子に。

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シュパは 売って良い組に入っています。たかが道を横切るだけで あんなに手こずらせたのに Pさん シュパでもいいんですって。良かったね、シュパ。Pさんの牧場って ごはんがおいしそうよ。それに Pさんやさしいし。
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