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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

走れオスカル

ある晴れた朝、ふと見ると、オスカルが猛スピードで家の前を通過中でした。口に獲物をくわえて。

Oscar Lièvre 1

そんなもん持ってどこ行くつもりやら。やたらなものを食べたらあかんので、あわてて、

Oscar Lièvre 2

落としたのは、まだ子供の野うさぎ。

猫ちゃんたちの獲物を横取りしたにしては、大き過ぎるし・・・。

とにかく、重い荷物をくわえて、ものすごいスピードで駆け抜けて行くほどオスカルは元気です。

と言うのも、以前、オスカルはそんなに活発ではなかったんです。

あんまり走りすぎると倒れこんでハアハアとか、だいたい食べるものに興味がなくて、ごはんを食べさせるのに苦労しました。食べ物でツルのは不可能で、薬を飲ませる時なんか、おいしいものにはさんでも知らん顔。

オスカルはシェルターからもらってきた(結構高かった)犬なので、子犬の時に何があったのか、全くわかりません。そこの獣医さんからは、胃腸が弱いのでドッグフードはドライタイプのもの、と聞いただけです。

確かに胃腸が丈夫じゃなくて、食べたものを吐いて、どんなおいしいものをやっても、数日間ほとんど何も食べなくなる、を何回か繰り返しました。以前は・・・。

で、その以前って何か。

冬の間、ジョンさんちにいる去勢たちは、森と小川に囲まれた丘にいました。ある夕方、Jおじさんに連れられてそこに行ったオスカルは、森の主、巨大イノシシに攻撃されたんです。Jおじさんいわく1年生牛位の大きさのイノシシに、オスカルは踏みつけられしまいました。

歩くこともできないオスカルをすぐに獣医さんに連れて行って、即入院。幸い、牙で傷つけられなかったので、外傷はなかったけれど、大事をとって。翌朝、犬猫専門の先生に診てもらって、脾臓が破裂しているのがわかり、摘出手術を受けました。

退院して家に戻った時に、先生から言われた通りお肉を食べさせたら、今までに見せたことのないすごい食欲で食べる食べる・・・。お肉がドッグフードに変わっても同じ。それからは、何をやってもぺろっと食べるようになりました。

食べる量に比例して、元気さも倍増。ものすごいスピードで走るし、うれしい時は飛び跳ねるし、前のはいったい何だったの?

生まれ変わったように元気になったオスカル。脾臓がないと疲れ知らずで、馬みたいに倒れるまで走るそうですから、気をつけないとね。
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