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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

さすらい子牛

生まれて4日目のみみちゃんに朝昼晩の晩の分の薬を飲ませよう、と牛舎裏に行くと、

みみちゃんがいない!

ママがいるだけ。

牛舎裏は、放牧地とは言っても、牛舎に入る前の待合室のようなもので、狭いです。

そこは土手に囲まれていて、柵に電気を通していないので、子牛が土手によじ登って寝ていることはよくあります。でも、何回も何回も土手にそってぐるぐる見て回っても、どこにもいない。

そこにはいないのは明らかで、次に他の牛たちのいるすぐ下の放牧地を見に行きました。

何度数えても、子牛は3頭で、みみちゃんは混ざっていません。

そのうち、ママのげんきが、みみちゃんを呼び始めました。
特に娘の姿が見えずあわてている様子はなく、ただ『ごはんの時間よ〜。』程度。

母親が取り乱していないので、そのへんにいるんだろう、とあちこち見てまわったけど、いない。

時間はもう10時前(まだ明るい)。暗くなるまでに見つけたいので、Jおじさんも動員してあちこちくまなく見てまわったけど、どこにもいない。

もうすぐ日没。途方に暮れていた時、さっきから、時々『ごはんよ〜。』と叫ぶげんきの声に応えるように、遠くから『ベー!』と声が。その『ベ〜!』がだんだん近づいてきて・・・

Mimi Sasurai

こんな顔で来られたら、叱る気にもなれません。

すぐにママのところに飛んで行って、晩ごはん。お尻はそれほど汚れていなかったので、お薬はもういいことにしました。

一人で帰って来れて、めでたしめでたしの翌日。

今度はお昼過ぎのことですが、また、みみちゃんがいない。

昨日、戻ってきた方角から、ひょっとして、と思い当たる場所に見に行きました。
そこは、柵外でよく子牛がお昼寝している場所です。でも、それは、ママが近くにいる時のこと。

で、みみちゃん、そこにいました。となりの放牧地のそれも一番遠いところに。ママから150メートルほど離れていて、もちろん、ママは見えません。

みみちゃん、怖いものなしは良いけれど、放浪癖は困るよね。こんなことを繰り返してた、ホームレスになっちゃうよ。
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