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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

スーパー子牛

朝晩はもう寒い(肌寒いなんてもんじゃない)けれど、日中はけっこう暑くなるボラン農場です。

Osi + Cloclo 1
左 : クロシェットちゃん、右 : オージーくん

おっぱいが足りているのが確認できないまま、他の牛たちに合流したオージーくんとママ。ぼんやりママは、食べるのに夢中で、オージーくんは、誰もいないところにぽつんと落ちていることがしばしば。ママは、時々、オージーくんの姿が見えなくてパニックに。一度、夜中と朝6時前に警報を出し(家にいても聞こえる大声)、私が北の放牧地まで見に行ったことも。

ママのリラは、大食いのデブなのにおっぱいは貧弱で、オージーくんはいつも腹ペコの様子でした。でも、数日前から、オージーくんは下痢気味で、黄色いものをお尻に付けています。ということは、ミルクの飲み過ぎ? じゃあ、足りてるね、とJおじさん。こんな無責任な態度で牛飼いが成り立ったら、だれも苦労しません。

そこで、おなじみ、子牛の下痢対策レメディです。生まれたばかりの子牛の下痢は放っておけませんから。で、どうするか。

オージーくんが寝てるのを見計らって、そーっと近づいて、ふわっふわっの頭や体をなでて、ちょっと顔を持ち上げて、レメディを横から口に押し込む。そう、それだけ。逃げないんです。

レメディは甘いから、喜んで食べてくれるんでしょ、って? いえ、いえ、それだけじゃなくて、マダニも抜かせてくれるんですよ。

いくらでも触らせてくれる ➡︎ マダニが食いついてるのに気が付く ➡︎ 専用器具で抜く ➡︎ 恐ろしい病気を予防する、という素晴らしいシステム。子牛は全頭こうあってほしいものです。

でも、オージーくんが逃げて行かないのは、寝てる時だけで、立ってる時に捕まえようとしてもダメ。遊びだと思ってるのか、追いかけると、猛スピードで見えなくなるまで走って行きます。他の先輩子牛たちも、あっけらかーん、と見るばかり。どこまで行ったのか心配していると、そのうちどこかでUターンして、また猛スピードで戻って来ます。

オージーくんは、まだまだ寝てる時間が多くて、子牛4人組とは別行動だけど、そのうち4人組の一員になって(5人組か)、もう触らせてくれなくなるんでしょうね。

お仲間にはなっていないけれど、なにかとオージーくんをいじりに来る先輩子牛たち。

Osi + Mimi 1

中でも、4人組の末っ子、みみちゃん、がよく見に来ます。
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