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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

草伸びる

Brouillard 20181016

朝は霧、続いて晴れの日が続くボラン農場です。毎日青空で、Jおじさんはごきげん。クリスマスまで雨はいらないそうです。

そんなある日の午後、家でデスクワークをしていて、ふと外を見ると、芝生の上に赤牛が!

『なんでこんなとこに牛やねん?!』と私。

その叫び声に、どこか遠くの方からリアクションがあったような・・・。

家の前で草を食べていたのは、リラ。牛舎裏から脱走して来たようです。そこは、他の牛たちがいる放牧地の入り口から10メートルもない所。みんなに合流しに行くより、まずは腹ごしらえ、とリラらしい行動です。

今までにそのへんで、子牛がうろうろしていたり、おんまさんが外から家の中を眺めていた、というのはあったけど、大きな牛は初めてです。芝生の上に大きな落し物をされないうちに、急いでリラを捕まえに。

元いた牛舎裏に押し返そうとしても、脇見して隣の小さな牧草地に行ってしまったリラ。新鮮な草を夢中になって食べ始め、なかなか手こずったけれど、あわてて駆けつけたJおじさんの支援もあり、無事(落とし物もなく)牛舎裏へ。なぜかオージーくんが牛舎裏に居残っていたのが幸いしました。

脱走を起こした犯人はJおじさん。単なる柵の閉め忘れです。

その時、オージーくんの5回目の注射をする直前でした。母子でみんなの所へ戻っていたら、大変めんどうなことになっていたでしょう。ちなみに、オージーくん。5回の注射が終わって様子を見ているけれど、びっこはおさまったようです。ひざが変形していたように見えたのは、コブでした。見た目は良くないけれど、歩くのに支障なければ放っておくしかありません。

さて、リラを追いかけて、草が伸び始めているのに気が付きました。雨も、夜の間に、少し降ったし、カラカラ状態は解消かな。朝は気温がけっこう下がり、うっすら霜も降りるけど、そこは土地育ちの丈夫な草たちです。冬が来る前に、もう一度伸びて、牛たちがボラン農場をもう一周できるといいな。
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