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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

霧が晴れたら

20181227

このところ、ほとんど毎朝霧のボラン農場です。“霧のち晴れ“はまれで、青空が見えているのに霧がかかったままだったり、一日中霧だったり。でも、雨が降らないだけありがたいです。

朝、牛たちを見に行っては、まだ、『あっ、マルキーズはもういないんだ。』ってやってます。もう会えないのは淋しいけれど、マルキーズがどこかで倒れたままになっていないか、以前のように心配することがなくて、ほっとしたり。

冬のボラン農場が開店してもう1ヶ月。今年の牛舎は静かなものです。

並び方をきっちり月齢順にしてみたら、隣の牛をぶっ飛ばしたり、脅したりすることはありません。(先にお隣の分を食べるのはあるけど。)

牛舎に入る順番も、まず、いちまが娘のリリーを従えて来て、3番手のリラはいつもぐずぐずして、4番手のルーシーが先に到着、とか、気がついたらヌテラ(=ヌリア)が子牛たちの席でごはんを食べてる、とか、だいたい決まってます。

最年長のげんきは、みんなが席に着いた後に来るのか好みだけど、たまに早く来られるとあわててしまいます。(隣の席にリリーがすでにつながれているので、攻撃する恐れあり。)

子牛たちも自分の席を覚えたけれど、Jおじさんがいつもと違う方向から来ると逃げたり、まだ、おしりを押さえておく必要があったりします。

でも、一番端で壁ぎわのみみちゃんだけは、さっさと自分の席に着いて、他の子たちが逃げようが知らん顔。そこは、昔カリプソが子牛だった時の席で、カリプソもそうだったのを思い出します。みみちゃんも大物かな。まだ席を与えられていないオージーくんがみみちゃんの横に来ても、いっしょに仲良く食べてるもんね。

こうして、静かに過ぎて行くボラン農場の一年。霧が晴れたら、青空なのか、曇り空なのか、わからないけれど、行きたい方向に前進のみ。これからは、少しずつ日も長くなるし。

では、みなさま、よいお年を。
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