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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

ヌリアちゃん、ママに

Nouria + P 190701

数日前はあんなに暑かったのに、あっという間にごくふつうの気温に戻ったボラン農場です。今日の最高気温は19℃。Jおじさん、今朝はヒー◯◯ックなしでは寒かった、とか。

さて、昨日、あのおっとりヌリアちゃんが、めでたく女の子を産みました。

このところおっぱいがぐんと大きくなって、予定日より早く生まれそうかな、その方が子牛が大きくなり過ぎなくて良いけどな、とか思っていたところでした。

ヌリアちゃんが朝からしんどそうにしていたので、お昼前にもう一度見に行こう、と外に出たとたん、牛の叫び声が。

あわてて牛たちのいる“大畑”に駆け下りると、みんな放牧地入り口の水桶の周りに集まっていて、そこからちょっと離れたところにヌリアちゃんが。おしりから子牛の前足の爪が見えていて、立ったままいきんでます。

それから座って、もっといきむと子牛の舌が見えて、もっともっといきむと鼻が見えて、順調に進んでいるように見えたけど、ヌリアちゃんはその度に叫び声を上げます。初産なんで、ほんとに辛そう。

それに、子牛の舌が紫色で、足を触ったら冷たかったので、去年のルーシーを思い出し、すぐに納屋までロープを取りに走りました。Jおじさんは乾草獲りに行って留守。メッセージだけ送って、私だけでどうにかするつもりで、放牧地に駆け戻ると、

地面にベタベタに濡れた子牛が落ちてました。

母親は何をしてたのか、子牛からちょっと離れたところにいたので、ロープといっしょに持ってきたタオルで子牛を拭いていると、ヌリアはすぐに子牛のところに来て、一生懸命なめ始めました。

私は、物珍しそうに子牛を見にやって来るやじ牛を押し戻すだけ。

他の牛たちが、見物に飽きてよそに行き始めたので、とりあえず母子はそっとしておくことにしました。

夕方、ヌリアと子牛を牛舎に収容するため、Jおじさんとお迎えに。子牛は、生まれた直後はなかなか立てなくて、フラフラしていたし、寝てることが多かったので、遥か遠い牛舎まで歩けないかも、とJおじさんは抱いて連れて行くつもりでした。なにしろ、予定より10日も早く生まれた小さな子ですから。

あいかわらず放牧地に入り口近くに子牛と寝そべっていたヌリアちゃん。お迎えに来たのをすぐに理解してくれて、ためらわず歩き始めました。

すると、寝ていた子牛ちゃんも、立ち上がってママの後をせっせと追い始めました。

そうして、牛舎までの長い長い道程をママといっしょに走破した子牛ちゃん。小さいけれど元気な子です。

結局、牛舎まで歩けなかったのはペピートだけ。それも、あの時はもう少し近かったよね。

そのペピートくん、生まれたばかりの子牛ちゃんのそばを一時も離れようとしませんでした。ペピートくんのママも、他の牛たちも遠くに行ってしまったのに。

新しく子牛が生まれると必ず、それまで一番年下だった子が、仲良しになりに来ます。体の大きさには関係なく、一番歳の近い子です。子牛がどうやってそれを認識するんでしょうね。

まだ名前のない子牛ちゃんは、これから一週間ほどママと牛舎にご滞在です。

ベピートくん、子牛ちゃんがみんなに合流しに来る日を楽しみに待っててね。
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