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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

キミ、泣かないの?

Miyo 191217

予想通り、雨(と風)のボラン農場です。もういいかげんやめて欲しいけど、干ばつや集中豪雨に比べたらどうってことない。

さて、今週はいよいよママ牛2頭がよそに嫁ぎました。

まず、みよ(こ)ママ。(上の写真左上 - よく見えないけど、トレーラーに乗って出発)

みよちゃんは、可もなく不可もなく、人なつこいわけでもなく、人が来たら逃げるわけでもなく、おとなしい牛。だから、Jおじさんも、『気を付けて見た覚えのない牛』と形容してます。

ただ、びっくりさせられたのは、肘をついて頭だけ柵の外に出す得意技。できるだけ新鮮な草を食べよう、ということでしょうか。(嫁ぎ先ではやらんといてね。)

そんなおとなしい牛だから、一頭だけ牛舎に入れてトレーラーに乗せるまで、何の抵抗もなく、すんなり運びました。

行き先は、6月にリラさんが行ったところ。昔のお友達がいるし、もともと乳牛を飼っていた方たちで、なんの心配もありません。

Jおじさんによると、新しい飼い主さんのおうちでは、ふかふかのわら布団と乾草やサイレージ(もうよその子だからコメントしない)その他いろいろおいしいものを用意してもらって、機嫌よくしていたそうです。ボラン農場にいると、草しか食べさせてやらないから、食いしんぼうのみよちゃんは、その方が幸せかも。

私の心配は、残されたポパイくん。もう8カ月で、とっくに離乳していい月齢。でも、ママの出発前日もおっぱい飲んでたし、ママになめなめしてもらってたし、大泣きするやろなぁ、と覚悟してました。

そのポパイくん、午後になっても、夕方になっても、一向に泣く気配なし。

日が暮れたら淋しくなって泣くやろう、と耳を澄ましてたけど、何も聞こえず。

とうとう、翌日の朝まで何も起こりませんでした。

夜明けとともに(9時ごろ)様子を見に行ったけれど、みんなから少し離れたところで、ごくふつうに草を食べてました。

う〜ん、うるさくなくて良いんだけどね〜・・・。

こういうのどうなんでしょうか。精神衛生上、感情を外に出さないでガマンし過ぎると、あとあと障害が出て来ないかな。

ポパイくんは、同い年の男の子の中で一番おとなしくて、ブラシで頭を掻いてもらうのが大好きな子。これからは、私がお母さん代わりにかわいがってやらないとね。
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