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ボラン農場の牛たち

アルモリカの小さな村からアルモリカンArmoricaine牛たちのお話をお届けします。

おたんじょ~

夜中に牛が騒いでいたので,もしかしたら と思い、見に行きました,1時を過ぎていました。こういう時、起きて見に行くのはいつもおかあさんです。牛たちは 私たちのいる小屋のすぐ横です。

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(よくわかるように,ボラン農場の案内図を入れました。クリックしていただくと大きくなるはずです。)

昨日少し晴れはじめた霧がまた濃くなっていました。懐中電灯で照らしても真っ白で すぐ目の前しか見えません。牧草地の入り口から遠くないところで,こんな時間だというのに、一年生ほとんど全員と数頭の母牛が集会をしていました。

よく見ると,その真ん中にべちゃべちゃの子牛が落ちていて,母牛がいっしょうけんめいそれをなめています。白の斑がない牛だから,きっとユーチカです。いったいなんで よりによってみんなのいるところで産んだのかよくわかりませんが,ユーチカは 遠慮なしに見に来る他の牛から自分の子牛を守るのに必死でした。

子牛は元気そうで、お母さんがなめるとしきりに頭を動かしていました。母子とも大丈夫そうなので,朝になるまでそっとしておくことにしました。(どうせ,おとうさんは起きてくれませんから。)

そして、今朝 少し明るくなるのを待って(8時半ごろ)子牛を見に行きました。生まれた場所からかなり離れたところにいたので,ちゃんと歩けるのは確かです。体が大きいからオスかな、しっかりおっぱい吸ってるからメスかな、と興味津々です。すると,そこにブルータス君が来て子牛のにおいをかごうとしたら,見事にユーチカにぶっ飛ばされてしまいました。私もそうならないうちに退散しました。

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子牛はメスでした。4052番,名前はベラ - ベラドーナを省略しました。(ホメオパシー系です。)となりはお母さんと思うでしょう。これは となりのおばさん,ユプサです。ベラのお母さんは 反対側です。お産で疲れたのか,みっともない格好で眠りこけています。

きょうはまた一段とお天気が悪く、南風が強く雨が降っています。ベラとお母さんは今日から数日牛舎で過ごします。その間にベラと仲良しになれればいいのですが。

さて,ユゴリンは相変わらずです。早くしないと,子牛が大きくなってしまうのに。また,斜面に連れて行って無理やり運動させてやろうかとかマジメに考えてしまいます。

PS : おかずが勇敢に働いている写真を《バイバイおかず》に付け加えました。(大きすぎる写真を小さくする裏技を見つけたので。)本人の名誉のために,一人だったらちゃんと仕事をしていた証拠写真です。
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