ボラン農場の牛たち

山間の小さな村から 世にもまれな赤牛たちのお話をお届けします。

《だふね》35キロ

昨日生まれたマルキーズの子は 小さくて細めなのに 今朝体重を量ったら35キロもありました。かなは27キロだったので 数字の読み間違いかも知れません。明日 できればもう一度量ってみたいと思います。

名前は《だふね》。今流行の歌手みたいな名前ですが、《だなえ》に合わせて またギリシャ神話から探してきました。さっそく耳標も付けて(痛そー)あとは登録だけです。



だふねとマルキーズは 昨日、一日中外にいたのですが、夕方になって小雨が降り出したので 牛舎に入れることにしました。でも、マルキーズのことだから 嫌がってとんでもない所に行ってしまわないか 少し心配でした。

それに 放牧地から牛舎に行くのに お馬さんたちがいる傾斜地の上の道を通らないといけません。お馬さんたちのことですから 絶対に見に来ます(やじ馬 と言う)。子牛がびっくりして跳ねて 電気が通ってる牧柵に触れて 大パニックにならないか それもまた心配です。

とにかく 入念に準備をして マルキーズを釣るための燕麦を挽いて それをバケツに入れて 親子を呼びに行きました。私がバケツを持って先頭に立ち、Jはいざと言う時すぐに介入できるように 後ろにひかえていました。

子牛はマルキーズにぴったりくっ付いて 放牧地から道まで出てきました。さあ、これからお馬さんたちの上を通ります。ここで走られたら 止められないどころか、身の置き場もないので 緊張します。

ところが マルキーズは まるでこんなことは毎日やってるみたいに 素直に付いて来ます。子牛も そのうち私よりも頭を先に出して どんどん進んで行きます。これが今朝生まれたばかりの子牛?! 途中、左に折れて坂を上る所で お母さんが子牛の方向転換をしてやりましたが(マルキーズもえらい!)、牛舎まで迷いなく来てくれました。

こんなかわいい親子ですから マルキーズに対する今までの恨みつらみも忘れることにしました。(哺乳瓶で育てた子だもんね。)ただ、私にだふねを触られたくないみたいなので、スキを見ながらなでています。

Carte 080710

あれぇ、だれかに似てる

080709 1

と思いませんか。今日、朝ごはんの前に 家のすぐ横の牧草地をのぞいて見たら こんなのがマルキーズの周りを飛び跳ねていました。もう毛がすっかり乾いていたので 夜中に生まれたのだと思います。小さいけれど 元気いっぱいの女の子です。

昨日の夜10時頃 Jはマルキーズに とげが刺さってパンのように膨らんでしまった手を見せて『引っぱられへんから 今晩は産まんといてな。』と言ったとか。でも、そんな心配は無用でした。

それで この子がだれに似ているか と言うと これ。

080709 2

去年の3月に生まれたかなちゃんです。両親とも同じ姉妹なので 似ていてもふしぎはありません。それにしても マルキーズは 未来の種雄牛の母に指定された年から 6頭続けてメスばかり(たま、ユーチカ、バランチーヌ、みよ、かな+この子)を産んでいます。人が期待すると逆らうところが マルキーズらしいです。

今日は お馬さんたちが移動したし、子猫ちゃん大騒動というのもあったのですが また次にします。とりあえずご報告まで。今日もまだ寒いです。(今朝の気温11℃)

追伸:前回は拍手を3つもいただいてしまって・・・ ありがとうございました。

降ったり、晴れたり、泣いたり、笑ったり

昨日から 晴れ間が出たり、にわか雨が降ったりの 忙しい天気です。それを見越して まだお天気の良かった一昨日の月曜日に 最初に収穫した乾草ロール19個を納屋に入れてしまいました。(ロール61個と大収穫だった日曜日の分は まだ安定していないのでしまえない。)こんなに早い時期にロールを片付けたことは初めてで 気分はすっきりですが 並んだロールを見るとどうしても もうすぐ冬 と思ってしまいます。

そうそう、そう言えば 二三日前に認証機関から《有機・無農薬農業証明書》が届きました。有機・無農薬への転換中というのではなくて 正真正銘の認証です。だから、納屋の乾草も有機・無農薬飼料なのです。(それで思い出した。) 

6月のある日 前に監査に来た審査員の方から電話があって、本社に問い合わせたら うちをダイレクトに有機・無農薬農業と認定することが可能なのがわかったので そのための追加審査をしたい ということでした。その審査で うちでは この三年間 化学肥料・農薬を使っていないことを証明できれば 即認証が受けられる というものです。

その審査は6月中にあったのですが、使ったこと ではなくて、使っていないことを証明せよ というのには困ってしまいました。でも、そういうものを買った という形跡がないということで OKにしてもらえました。

ただし、牛たちは 有機・無農薬飼料と認定された物を一年間食べてから 認証を受けることになります。すなわち ボラン農場のお肉にAB(有機・無農薬)マークが付くのは 来年の4月になります。Jは『そしたら《同時転換》と違うやん。土地と動物を同時に転換する時のみ 2年経ったら動物にもABマークが付く って規格に書いてあるで。』とか言い出したのですが、そこは 難しいこと言わんと ありがたく認証を頂戴することにさせました。とにかく 2年ではなくて1年待てば良いことになり 本当にうれしいです。

今日は やっと牛たちの移動がありました。一昨日 ベルナデットの人工授精があり、乾草も終了したので 牛たちが多少遠い牧区に行っても大丈夫です。それが お天気のせいではなく Jの草刈り機の故障のため遅れていました。今 土手はどこもシダが大きくなって 刈らないと 電気牧柵が隠れてしまうからです。草刈り機は故障のままですが、私のがあるので どうにか準備ができました。

Carte 080703

マルキーズは まだ出産予定日まで1週間ほどですが この2〜3日少し様子がおかしいので お産が近づいたのではないと 私は思います。マルキーズのことなので 子牛が生まれてしまってからでは 牛舎にまで来てくれるか定かではないので みんなといっしょに行かせませんでした。はじめは ひとりぼっちで泣いたけれど、なにしろおいしい草がどっさりあるので そのうち機嫌を直してくれました。これで 3日以内に産まなければ 私はJに叱られそうです。

あてにならない天気予報

月曜日に刈った牧草は Jが毎日かき回したのに 昨日の金曜日になっても 完全には乾いていませんでした。お隣のFくんは Jよりも後に刈った牧草も 昨日の夕方にはロールにしてしまったのに。どうも Jのかき回し兼畝作りマシンが良くないようです。畝作りは問題ないのですが、いくらかき回しても 専用機のように草がうまく散らばらないそうです。草が重なったままなので 全体が乾くまで時間がかかってしまいます。

さあ、今日はロールにできるだろう と思っていたら・・・雨が降りました。2〜3日前まで 今日は小雨 という予報だったので心配していたのですが、それが 午前中は曇りで、午後は晴れ間が出る というのに変わったので ホッとしていたところでした。

それにしてもぜんぜん当たらない天気予報で 夜になってあわててその日のお天気を訂正したりします。天気《予報》でしょ? それじゃ役に立たないの わかってるんかしら。

おかげで Jはマシンを昨日 畝作りポジションに変えたのに また かき回しポジションに戻していました。天気予報では 明日は晴れ間が出る と言ってるけど 大丈夫かなぁ。

お馬さんたちは食べる物がなくなったので、今日移動しました。

Carte 080628

朝 私がホースを持って行くと 牛たちは必ず見にきます。寝そべって クチャクチャやっていても そのうちゆっくり起き上がって 喉が渇いたように見せかけて 水桶をのぞきに来ます。

子牛たちはホースがお気に入りで 舐めてみたり、噛んでみたり。私が怒って追い払おうとしても 動かずにきょとんと私を見つめるのがいるので困ります。今朝は とうとう棒で追い払おうとしたのですが、棒を舐められてしまいました。正に なめられているような気がします。(犯人は コラとだごへえ。どちらも ユプサの子。)

夏至のお天気

夏至の日は 毎年お天気が悪いような気がします。天気予報では 今日は全国的に夏らしいお天気 って言ってたのに このとおり。午前中少し雨が降ったし、一日中曇り空でした。(モデルは みよとデラックス。)

080621 1

このところ ちょっと雨が降ってみたり、はっきりしないお天気で 乾草収穫第二弾は 延期のままです。

こちらでは 夏至の昨日から夏になりました。今日は恒例の音楽祭。どんなに小さな町や村でも 必ず何かイベントがあるはずです。こういうお祭りには全く興味がないJは もう7時なのに トラクターに乗ってジョンさんちの草刈り(牧草地の手入れ - 草を細かく砕いてその場に撒く)に行ってしまいました。

せっかく一日が長くて グズのJでもいろんなことができるのに これからはまた日が短くなる一方です。カレンダーによると 夏至の昨日と今日は 日の出-日の入りが同じ時刻で 5時49分-21時56分 となっていますが ここはもう少し(30分?)遅いようです。

Carte 080621

みよは おっとりした性格で デラックスがひとりでどこかに行ってしまっても 全く心配しません。デラックスも いつも他の子牛たちと遊んでいたり、他のおばさんの横で寝ていたり お母さんの後を追ったりしません。

ユーチカがアーニカを産んだ時は 草を食べていても片目で監視していて 一日中アーニカに付いて走り回っていました。アーニカが大きくなって 他の子牛たちと遊ぶようになっても 必ず保護者同伴で 子牛たちの中に大人がひとりポツンといたのが おかしかったです。

みよは たまに大声でデラックスを呼びます。きっとおっぱいが張って来て 子牛がいたことを思い出すのだと思います。呼ばれたデラックスの方は『なんや、うるさいなあ。』みたいに トボトボお母さんのところに帰ります。まだ小さいけれど 子牛でもはっきりした個性があります。